Camera カメラ
カメラ部門の紹介
zeizz_ikon
カール ツァイスに写真部門が設立されたのは財団設立とほぼ同時期の1890年のことで100年以上の歴史を持っております。一般に写真レンズは収差除去のために凸レンズと凹レンズの組み合わせで設計され数学的には無数の組み合わせが可能です。しかし、写真レンズとしての性能を追求した場合にそれらの組み合わせはいくつかの大きなタイプに集約される結果となります。1896年のプラナー(Planar)、1902年のテッサー(Tessar)、1929年のゾナー(Sonnar)、1937年のビオゴン(Biogon)、1963年のディスタゴン(Distagon)など多くの主要なレンズタイプがカール ツァイスの開発者の手によって確立され現在でも改良が続けられております。またカール ツァイスはデジタル映像の世界でも最高の技術力を持っております。従来のシネレンズの経験とノウハウを基に2/3”HDカメラ用に新開発されたDigiPrimesは従来予想だにできなかった視覚的な映像の世界を提供しております。これらのレンズ製品は過去多くのカメラメーカーによって採用されてまいりましたが、ROLLEI、HASSELBLAD、ARRIに代表される長期にわたる信頼関係の継続にとどまらず、近年においてもSONY、ALPA、Sinarなどの先進的メーカーに新たに採用いただいております。この事実こそカール ツァイスが時代に求められている性能と品質を常に追求し提供し続けていることに対する成果の証と確信しております。

一方、カメラとしての歩みは1926年に当時の有力メーカーであったイカ、エルネマン、ゲルツ、コンテッサ・ネッテルの4社を統合してカール ツァイス グループのカメラメーカーとして発足したツァイス イコン(Zeiss Ikon AG)に遡ります。現在では当然のように採用されている、バヨネット式マウント、不回転一軸式シャッタースピードダイヤル、一眼式レンジファインダー、上下左右正像のペンタプリズム、電子制御FPシャッターなどカメラにおいても基本的な技術の多くがツァイス イコンにより確立されました。第二次大戦による東西分断の後、1972年にツァイス イコンはカメラの生産から撤退しましたが、新しくカール ツァイスが情熱を持った写真愛好家のためのシステムとして発表したカメラの名称としてZeiss Ikonの名前が復活いたします。