印象的なワンストップショップ Gestamp社はZEISS AIBoxで自動車部品を検査します

自動車メーカーにとって、あまり知られていない重要な成功要因が1つあります。それは、現在の自動車の付加価値の75%以上を生み出しているOEMサプライヤーの生産ノウハウです。そして、その傾向は加速しています。スペインの企業であるGestamp社も、最先端の製造技術と品質保証技術を使用してこの開発を推進しています。

Gestamp社がZEISSのソリューションを用いて成果を上げた方法:
成果:
  • データの高速生成
  • 測定時間の短縮
  • 迅速で場所を取らないローディング

ZEISS AIBoxによる自動車部品の自動検査

課題:生産工程の監視

Gestamp社はロウニだけでも、合計13社のOEMとして230を超えるホワイトボディ部品を製造しています。このような成功を収めている理由の1つが、テーラードテンパリング(特に技術を必要とするホットスタンピング工程)を自在に行うことができる能力です。ホットスタンピングでは、コールドスタンピングよりも金型が早く摩耗するため、新しい金型の作成と古い金型の交換をより頻繁に行う必要があります。公差を超える可能性を十分に時間をかけて検出できるよう、Gestamp社はロウニでもっと多数の部品を測定したいと考えていました。年間33,500個の部品を検査するという同社の目標は、今ある座標測定機ではまったく不可能であることは、社の誰もが同意するところでした。さらに、Gestamp社は製造に関する重要な決定にビッグデータ分析を使用したいと考えていました。「つまり、より質の高いデータを取得、保存、分析する必要があります」と、Gestamp社の工程管理システムおよび品質部門のシニアエンジニア、Fernández Landa氏は言います。

ホットスタンピングした部品は、レーザーセルで最終的な形状に加工されます。機械加工後、従業員はランダムサンプリングを実行して、金具の精度を確認しています。
ホットスタンピングした部品は、レーザーセルで最終的な形状に加工されます。機械加工後、従業員はランダムサンプリングを実行して、金具の精度を確認しています。
ZEISS AIBoxを素早くロードするMichal Pelc氏。
ZEISS AIBoxを素早くロードするMichal Pelc氏。

ソリューション:ZEISS AIBoxおよび固定システム

大きな問題だったのは、非常に正確でありながら部品をより迅速に測定できるシステムを見つけることでした。Gestamp社は、要望をZEISSに伝えるときに具体的な測定手法を指定することはありませんでしたが、ZEISSのグローバルキーアカウントマネージャーであるRaphael Putseysは、「光学式システムであるZEISS AIBoxが、生産ラインにぴったりである」ことがすぐに分かり、「オーバーコッヘンの学際的なチームの支援を受けて、包括的な提案を作成しました」。この提案は、Gestamp社の意思決定者に強い印象を与えました。競合他社からのオファーとの比較を経て、同社はZEISS COMET自動光学式センサを搭載したZEISS AIBox、ZEISS PiWebデータ管理ソフトウェア、供給ソリューションを搭載したZEISS固定治具、およびシステムの稼動を行う複数週の現場サポートを含むZEISSパッケージ全体を購入することを決定しました。

「このテクノロジーは、自動車の安全性と環境保護の実現という目標を併せて達成できる絶好の機会を私たちに与えてくれました」

Gestamp社のエンジニア、Ignacio Fernández Landa氏

利点:高速なデータ生成

2017年の初めから、ZEISS AIBoxはロウニの工場で稼働しており、部品あたり最大500個の特性を10~15分で非常に正確にチェックしています。「ZEISSシステムを使わずに同じタスクを実行する場合、少なくとも3台の接触式測定機が必要でした」と、ロウニのGestamp社のMichal Pelc氏は言います。最適な顧客満足度を確保するために、ZEISSはZEISS AIBoxのローディングを大幅に高速化する、小さな設置面積のソリューションを開発しました。ここでは、モジュラー式のZEISS固定治具が役立ちます。これらは、高さ約5メートルの保管ユニットに保管されます。「このローディングシステムがなければ、組み立てエリアを拡大しなければならなかったでしょう」と、Fernández Landa氏は言います。Gestamp社では大量のデータを生成し、ZEISS PiWebを使用してこれらを統計的に処理するようになりました。「例えば、プレス金型を交換しなければならない時期を、前よりも早く特定できるようになりました」とFernández Landa氏は言います。とPutseys氏は、「完全なパッケージを提供することにより、スペインのGestamp社の管理職の皆さんにとってZEISSは、ワンストップショップとして印象づけられることになりました」と述べました。次の段階として、イギリスのウェストミッドランズにある新しい製造施設で、現在ロウニで使用されているZEISSソリューションを導入することが検討されています。 

ZEISS COMET自動センサは革新的なLED照明を使用し、必要とされる、非常に正確な測定結果を提供するため、Gestamp社では部品の一部で求められている、公差+/- 0.3 mmを確実に維持できます。
ZEISS COMET自動センサは革新的なLED照明を使用し、必要とされる、非常に正確な測定結果を提供するため、Gestamp社では部品の一部で求められている、公差+/- 0.3 mmを確実に維持できます。
Gestamp Logo
Gestamp社について

Gestamp社はスペインの、ホットスタンピングを専門とする金属部品メーカーです。1997年に設立された同社は世界中に30,000人の従業員を擁し、2017年度の収益は80億ユーロを超えました。これは、前年比8.5%の増加となりました。