ソフトウェアでプロセスの信頼性を高める

Metabowerke GmbHは、専門の電動工具や付属品を製造する会社です。第一級のサプライヤーとして、最適な品質を顧客に提供することが必須です。同社はドイツのニュルティンゲンにあり、20世紀初頭から今に至るまでの長い伝統を持ちます。ZEISS PiWeb品質データ管理ソフトウェアを導入することで、Metabo社は2016年末に測定および製造工程を最適化することができました。

Metabo社がZEISSのソリューションを用いて成果を上げた方法:
ZEISS CALYPSO
成果:
  • 検査計画の最新化
  • ケーブルを使用しない測定システム
  • トラブルシューティングの短縮
  • より迅速な工程管理
  • セットアップ時間の短縮

Metabo社はZEISS PiWebを用いてエラーの原因を低減

課題:スムーズな処理

Metabowerke社のハウジング製造エリアでは、以前はさまざまな手動測定ツールをケーブル接続で使用していました。そのため、従業員の移動が制限されるだけでなく、ケーブルが頻繁に抜けたりするため、システムの信頼性はさらに低くなっていました。さらに、「古い」システムでは、取得したデータをキャッシュできなかったため、何らかの理由で測定プロセスが中断された場合、検査担当者の作業負荷が大幅に増加していました。同じく問題となったのは、測定エラーを担当者が統計的に評価する歳に比較的時間がかかるという点でした。これによりトラブルシューティングが困難になり、測定プロセスにさらに時間がかかりました。製造された約500個のワークそれぞれに対して測定プランを作成し、従業員用に特別に出力していました。その後、これらの出力物が個々のワークステーションに送られていたため、測定技術者が変更を実装できるようになるまでに、かなりの時間の遅れが生じることがありました。

2016年末まで、従業員が利用できるのは出力版の検査計画のみでした。特性が変更されたのに測定プランがすぐに変更されなかった場合、担当者が古いテンプレートを使用して検査を続行する恐れがあります。
2016年末まで、従業員が利用できるのは出力版の検査計画のみでした。特性が変更されたのに測定プランがすぐに変更されなかった場合、担当者が古いテンプレートを使用して検査を続行する恐れがあります。
ZEISS PiWebでは、オペレータは特性が許容範囲内にあるかどうかをすぐに確認できます。これにより、トラブルシューティングをより迅速に開始できます。
ZEISS PiWebでは、オペレータは特性が許容範囲内にあるかどうかをすぐに確認できます。これにより、トラブルシューティングをより迅速に開始できます。

ソリューション:ZEISS PiWeb

「今や、これらの問題は過去のものになりました」と、ハウジング技術センターの品質コーディネーター、Achim Schmid氏は言います。今は、例えばフラットヘッドアングルグラインダーのギアボックスハウジングの測定では、ZEISSソフトウェアで対応する測定プランを開くだけです。担当者はカーソルをテーブルの適切なフィールドに動かしてボタンを押すだけで、このデータを手動測定ツールからシステムに転送できます。値が規定の許容範囲内にある場合は、緑色の点がすぐに表示されます。赤い点が表示された場合、測定技術者は欠陥の特定を行います。これまでは、担当者がソフトウェアを変更してから、統計ソリューションで対応するデータセットを検索する必要がありました。今は、ZEISS PiWebのレポートテンプレートを使用するだけで、過去500回の測定値を表示できます。「このようにして、これが異常値であるか、許容範囲を超える傾向があるかどうかをチームがすぐに確認できます」とSchmid氏は言います。

「このようにして、私たちのチームは、これが異常値であるかどうか、または許容範囲を超える傾向があるかどうかを即座に確認できるのです」

品質コーディネーター、Achim Schmid氏

利点:競争力の強化

測定プランを最新に維持することに加えて、担当者はプロセスを制御するために必要なデータを異なるシステムから収集する必要がなくなりました。「今や、当社のすべてのデータが一元管理されています」とSchmid氏は言います。「さらに、ZEISS PiWebレポートのレイアウトは、以前のソリューションと比較して使いやすくなっているため、問題がより迅速にどこにあるかを確認できます」しかも、これがすべてではありません。ZEISSソリューションは、この中堅企業がマシンの稼働時間を改善するのにも役立ちました。パイロットプロジェクトの一環として、同社はZEISS PiWebで測定データを分析し、ワークの4つのプロセス関連の特性を特定して、製造機械のセットアップ時間を短縮できるようにしました。これらが許容範囲内である場合、連続生産がすぐに開始されます。生産工長であるUwe Forschner氏にとって、明らかなことが1つあります。「セットアップ時間の短縮は、非常に小さなバッチサイズの部品の効率的な製造に向けた大きな一歩です。これにより、競争力が確実に高まります」

Forschner氏は、同じくニュルティンゲンで製造されている射出成形部品であるアングルグラインダーのギアボックスハウジングを検査します。
Forschner氏は、同じくニュルティンゲンで製造されている射出成形部品であるアングルグラインダーのギアボックスハウジングを検査します。
Metabowerke GmbH

1924年、Albrecht Schnitzler氏は、今日のMetabowerke GmbHの基礎となる最初の手持ち式ドリルを製造しました。長い伝統を持つこの会社は、2016年3月に日本の日立グループの一員である日立工機に買収されました。この専門電動工具とアクセサリーの世界的メーカーは1,900人の従業員を擁しており、そのうちの1,100人はシュトゥットガルト近くのドイツの都市ニュルティンゲンにあるMetabo本社で働いています。2016年、この中堅企業は合計4億2,300万ユーロの収益を上げました。2016年の輸出割当量は80%でした。また、Metabo社は700を超える特許と商標を保有しています。