視覚について理解する

プラスチックとガラス、どちらのレンズにしますか?

どちらの材質がどの人に適しているのでしょうか?より良い視力を楽しむために、メガネを買う前に知っておきましょう。

16 10月 2022

これはメガネを買う時、誰もが聞かれる基本的な質問です。プラスチックとガラス、どちらのレンズがお好みですか?決める時に忘れてはならないのは、メガネは丈夫で魅力的でぐらつかず、快適 - そしてなにより、かけやすいものでなければならないことです。次の点はプラスチックとガラス、両方のレンズに当てはまります。どちらがより適しているかは、好みや視力など、個人的な要素にかかっています。

  • プラスチックとガラス、どちらのレンズにしますか?

ガラス製メガネレンズ

ガラス製メガネレンズ – 専門的区分としては天然のガラスから製造されたレンズ - はかつては標準的なレンズでした。ガラス製レンズは擦り傷がつきにくいという際立った特徴のため、今日でも眼鏡光学的な価値があります。買う人にとって、プラスチック製レンズより安いという利点もあります。ある種のひどい屈折障害も、ガラス製なら比較的薄いレンズで矯正ができます - 美的な価値も重要な要素です。

天然ガラスは二焦点または三焦点レンズにも適しています。多種類の原料を一緒に溶解して作るので、目に見える境界ができないからです。原則として、原料の密度が高いほど光学的には純粋になります:ガラスはより透明になり、光の崩壊による色の縞(いわゆる光の分散)が少なくなるのです。
光がメガネレンズに当ると、壊れていくつかの部分に分かれます。これによりプリズムのように崩壊した色のスペクトルが見えます。この現象、すなわち光の分散の度合いはレンズの原料の状態によって変わります。高品質=低分散なのです。色の縞効果はアッベ数という方法で計測されます。メガネレンズの原料のアッベ数が高いほど、光の分散は少なくなります。

天然ガラスの利点:天然ガラスレンズは同じ屈折率のプラスチックレンズより色の縞効果が弱くなります。

メガネレンズの原料の屈折指標の値(屈折率)が高いほど、仕上がったレンズは薄くなります。ジオプター値が高い場合、屈折率の高い原料を使ったレンズなら、厚さと重さを軽減することができます。例:ジオプター値が同じなら、屈折率1.6のレンズは屈折率1.5のレンズより薄くなります。
ここに、天然ガラスの明らかな利点があります。天然ガラスの屈折率は1.5から1.9ですが、有機ガラス(= プラスチック)の屈折率は1.5から1.74だけです。また、天然ガラスはプラスチックより高い密度があります。

その結果:同じ屈折率のガラス製レンズとプラスチック製レンズでは、ガラスレンズの方が薄くなります - しかし一方で大幅に重くなります。

プラスチックレンズ - 子供とスポーツ選手だけのものでしょうか?

プラスチックメガネ – 有機ガラスともいいます - は今日あらゆるタイプのメガネに使われており、スポーツ用、子供用として最適です。

  • プラスチックメガネはとても軽いため、楽にかけられます。
  • また耐久性が高いという利点もあります。この点からプラスチックメガネは、原料の種類によってはガラス製メガネの100倍も優れています。
  • プラスチックメガネは火花(花火や焚き火、溶接、研削など)が目に入るのを防ぎ、割れません - 日常生活の多くの場面で安全という利益をもたらします。

欠点:天然ガラスと比べると、プラスチックは擦り傷がつきやすいという点があります。傷つきやすいため、しっかりとしたケアが必要です。対策は特別なコーティングをすることです。例えばほこりを付きにくくしたり、材質を補強するコーティングがあります。

プラスチックのもう一つの利点:天然ガラスに色をつけるのは比較的コストがかかり、色の種類もあまりありません。一方プラスチックメガネは簡単にどんな色にでも染められます。プラスチックはカラーメガネをファッションアクセサリーとして愛用したい人に最高です。


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