3社合同ウェビナー

電子顕微鏡による次世代材料解析セミナー

表面構造を ULV-SEM最新技術と高感度EDXでとらえる!
ZEISSは、JFEテクノリサーチ株式会社とオックスフォード・インストゥルメンツ株式会社と合同でウェビナーを開催いたします。

本ウェビナーは、進化を続ける走査電子顕微鏡(SEM)および、最適化された高感度な新型検出器(EDX)に焦点をあてた6つの講演で構成され、事前登録により無料でご参加いただけます。

対象:材料開発・品質管理にSEM-EDXを活用されている技術者・研究者の方

見えなかった・見ていなかった表面構造を ULV-SEM最新技術と高感度EDXでとらえる!

~ 解析のポイント × 顕微鏡技術 × 革新機器が融合する次世代材料解析セミナー ~

日頃、SEM-EDXを材料開発や品質管理に対して高度に活用されているユーザー、更に高いパフォーマンスをお求めの研究者の方々を対象に【JFEテクノリサーチ × ZEISS × Oxford Instruments】3社合同ウェビナーを開催します。

講演では、進化を続ける走査電子顕微鏡(SEM)とその開発の歴史、それに最適化された高感度な新型検出器(EDX)に焦点を当てます。そして、Gemini SEMが実現する「sweet spot imaging」という、画像取得と高感度元素分析を両立する手法によって、従来のSEMでは困難だった観察・分析が可能となっていることをご紹介します。

また、極低加速電圧下での高分解能観察と高感度の最表面元素分析の例、広域かつ迅速分析ニーズにマッチした最新EDX技術の原理と応用についてご説明します。更に、効率的なデータ取得を実現する、画像処理を含む自動化ソリューションの事例もご紹介し、材料開発から品質管理まで、SEM-EDSの新たな可能性を共に探ります。

最先端技術 × 実用事例 × グローバル企業の知見が融合する本ウェビナー。材料解析の新たな可能性を、ぜひこの機会にご体感ください!

  正極活物質粒子表面の不均一コーティングの可視化例

 本ウェビナーの注目ポイント

 

  • SEM誕生60周年の節目に、次世代技術が切り拓く新たな解析の可能性
  • Gemini SEMによる“sweet spot imaging”で、観察と分析の両立を実現
  • 最新型EDX検出器による、2D材料や微細構造の高感度・高分解能分析
  • 広域・高速な組成分析と、品質管理に直結する応用事例を多数紹介
  • 自動化技術による効率的なデータ取得で、現場の課題をスマートに解決

ご参加登録

本イベントは、事前の参加登録が必要です。2025年 10月 8日(水)15:00までに事前参加登録ボタンよりご登録ください

 

開催概要

開催日時

2025年 10月 16日(木)13:30 - 16:30

開催会場

WEBセミナー形式(Zoom)

対象

材料開発・品質管理にSEM-EDXを活用されている技術者・研究者の方

視聴方法

Zoom(申込みをいただいた方には、Webセミナーのご案内を3日前と前日にお送りいたします)

申込方法

参加登録ページより事前申込

申込期限

2025年 10月 8日(水)15:00まで

注意事項

以下の点につきまして、あらかじめご承知おきください
  • 同業他社の方のお申込み、ご参加はご遠慮ください
  • 本イベントの録画撮影等はご遠慮ください
  • 本イベントはインターネット経由でのライブ中継となります。回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合がありますので予めご了承ください
  • セミナー内容に対する技術的なご質問は別途機会を設けさせていただきます。ご質問方法は視聴用URL送付時にお知らせいたします

開催概要、開催要領、セミナー内容が記載されたフライヤーを下記よりダウンロードいただけます

プログラム

ウェビナープログラムは現時点で予定されている情報に基づいております。追加変更等あれば順次アップデートいたします

開会挨拶

JFEテクノリサーチ株式会社
八尾

3-1 セミナー

Gemini SEMが切り拓く新地平 -The power of sweet spot imaging-

JFEテクノリサーチ株式会社
佐藤 馨

走査電子顕微鏡 (SEM) は今年で誕生から60年を迎えます。その歴史を俯瞰すると、 ①装置の完成:困難であった信号検出の実現、 ②プローブ径最適化:電界放出型電子銃の普及と対物レンズ設計の進歩 ③信号検出最適化:低加速電圧観察の実現と複数の像検出器の実装、という整理が可能です。 ③を牽引し新地平を我々に示したのが Gemini SEMであると言えます。二次電子と反射電子の信号アクセプタンスの最適化(sweet spot imaging)を容易に実現してくれる光学設計により、Gemini SEMは、透過電子顕微鏡や従来のSEMでは見ることができない画像を与えてくれます。像観察の sweet spot 下での微小部分析も実現しました。本講演では paradigm shifterといえる本手法の位置づけと活用法について紹介します。

3-2 セミナー

Geminiカラムで広がる低加速イメージングとEDS分析の世界

カールツァイス株式会社
孫 カイイン

近年、非導電性・微細構造サンプルの増加により、低加速電圧でのSEM観察とEDS分析の重要性が高まっています。本講演では、ZEISS独自のGeminiカラム技術を搭載した GeminiSEM シリーズの特長を紹介し、低加速電圧条件下での高分解能イメージングと高精度なEDS分析事例をご紹介します。さらに、ZEISS独自の低真空モード NanoVP についてご紹介します。チャージアップをしやすい試料の低加速高分解能観察・分析に最適な機能です。

3-3 セミナー

新型EDS検出器が解き放つ高速・高精度組成分析

オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社
山口 晋

SEMの組成分析を担うEDSは、SDDセンサーの登場によりさまざまな進化が可能になりました。Ultim Extreme Infinity は独特のデザインにより検出感度を最大化し、Tru-Q IQ による高精度な分析を実現します。もうひとつの進化である Unity は、試料に対する自由度が高く、組成情報の分布を短時間にかつ鮮明にとらえることが可能です。本講演では、アプローチの全く異なる2つの最新EDS検出器をご紹介します。

3-4 セミナー

高感度EDX検出器‘Extreme’による2D材料の究極分析

JFEテクノリサーチ株式会社
中村 貴也

低加速電圧でも高感度で検出できる最新検出器 ’Extreme’ を用いると、像観察の sweet spot 下での元素分析が可能となり、同時に極めて高い表面感度・空間分解能が得られます。本講演では、この高い表面感度を活かし、従来EDXでは不可能な、1原子あるいは1分子層の厚みしかない2D材料の分析に挑戦した事例をご紹介いたします。分析条件の最適化、低エネルギーX線の最大活用によって、2D材料の組成、厚み(層数)を評価するとともに、通常EDXでは困難な近接ピークの分離にも成功しました。本手法により、SEM内での2D材料の簡便な評価が実現しました。

3-5 セミナー

BEX-Imagingによる実用材料の広域元素分布評価の有用性

JFEテクノリサーチ株式会社
井本 浩史

SEM-EDX は、材料開発から不良解析などで幅広く活用される手法の一つです。本講演では、試料直上に配置した高感度な反射電子 (BSE) 検出器とEDX検出器を一体化した最新装置’Unity’を、実用材料に適用した事例を紹介します。Liイオン二次電池で用いられる活物質粒子の表面コーティング状態や高機能材料における表面処理層の微小欠陥検出等、品質管理上も重要な情報の取得に対し、迅速性・代表性の観点で本手法の優位性をお話しします。

3-6 セミナー

最新のSEM自動化技術が実現する効率的なデータ取得事例

カールツァイス株式会社
風間 大和

近年、分析装置オペレーターの不足や装置の効率稼働への課題から、SEM 観察の自動化に対する需要が高まっています。特に、低加速電圧イメージングに優れた GeminiSEM の自動化はエレクトロニクス分野にとどまらず、材料分野を含む幅広いアプリケーションに対応可能であり、期待される技術の一つとなっています。本講演では、最新のGeminiSEM 自動化ソフトウェアを活用し、効率的なデータ取得を実現した事例についてご紹介いたします。

閉会挨拶

JFEテクノリサーチ株式会社
山田

ZEISS 顕微鏡 Gemini ファミリー

ZEISS GeminiSEM 360

コアファシリティに最適な装置で、材料科学、生命科学、産業調査で幅広く利用できます

ZEISS GeminiSEM 460

厳密な解析タスク向けに作られたモデルで、効率的な解析と無人ワークフローを可能にします

ZEISS GeminiSEM 560

表面感度が高く、ひずみのない高分解能イメージングを実現し、1kV以下でも簡単に画像を取得できます

キャンペーン

低加速電圧(Low kV)および超低加速電圧(Ultra-Low kV)で真の試料表面イメージングを実現

導電性コーティングが施されていない非導電性および磁性を有する表面において、高分解能のSEM(走査電子顕微鏡)イメージングを行うことは、試料のトポグラフィー情報を妨げることなく調査できるため、望ましいとされています。

本キャンペーンでは、低加速電圧(Low kV)を詳しく説明する無料ウェビナー(英語/録画)、関連する資料5種類をダウンロードいただけます。

キャンペーン

走査電子顕微鏡(SEM)による制御型電子チャネリングコントラストイメージング(cECCI)

走査電子顕微鏡(SEM)を用いたバルク試料中の転位解析の新たなアプローチをご紹介します。SEMによる制御型電子チャネリングコントラストイメージング(cECCI)を活用することで、「SEMでTEMのような欠陥イメージングが可能に」なります。

本キャンペーンでは、材料科学分野の第一人者による無料ウェビナー講演(英語/無料)を視聴いただくことで、電子チャネリングコントラストの基本原理や最適な観察条件の見極め、格子面秩序を乱すすべての欠陥をどのように可視化できるかについての解説をご覧いただけます。

キャンペーン

半導体パッケージングの故障解析を加速

半導体パッケージング技術の進歩に伴い、故障分離と物理解析のワークフローは新たな課題に直面しています。ZEISSの革新的な連携ワークフローと相関ソリューションは、これらの新たな課題に対処し、スループットと成功率を向上させます。

本キャンペーンでは、半導体故障解析のための顕微鏡ソリューションとして、「ZEISS FE-SEMを使った半導体パッケージ解析における洞察の深化」、「FIB-SEM フェムト秒レーザーを使った試料調製のスピードアップ」、「3D X線顕微鏡を使ったパッケージ故障解析の成功率向上」を掲載し、それぞれ技術資料(総80ページ)をダウンロードいただけます。