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目の腫れやくま、充血や灼熱感
考えられる原因から予防方法まで、知っておきたいすべてをまとめました。
目の腫れやくま、充血や灼熱感に悩まされたことはありますか?これらは不快な症状であり、複数の原因が考えられます。BETTER VISIONが、目の腫れやくま、充血や灼熱感を引き起こす原因と、これら症状の予防方法について説明します。
睡眠不足、合わないメガネ、アレルギー、眼感染症、あるいはスクリーンに向かっての長時間作業...敏感な目を刺激するものは数多くあります。目の腫れやくま、充血や灼熱感などの訴えが珍しいものではないのは、驚くに値しません。しかし、これらには効果的な予防方法があります。詳しくご紹介しましょう。
目の腫れ
目と瞼がぷっくりと膨れます。赤くなり、圧に敏感になる場合もあります。しばしば痒みを伴い、涙が出たり焼けるような感覚があります。両目に症状が出ることがほとんどであり、片目だけが腫れることは滅多にありません。

目の腫れのもっとも一般的な原因はすでにご存じかもしれません。朝起きて鏡を見れば、前夜に何があったかを思い出すには十分です。睡眠不足、(気温が高い、風通しが悪いなどの理由で) 淀んだ空気、ロマンチックな映画を見て泣きすぎた、などはいずれも目に負担をかけ、腫れの原因になります。目の周りの肌は顔のその他の部分を覆う皮膚と比べてかなり薄いため、 負担や疲労の印が出やすくなっています。目の腫れは遺伝による場合も、老化プロセスの結果である場合も、その他のさまざまな原因による場合もあります。
- 夜に食べたものが塩辛かったり、タンパク質の量が多い場合、翌朝に目が腫れているかもしれません。水平になって長時間眠ることも、目の周りのリンパ液の流れを滞らせるため、腫れを悪化させます。夜間にリンパ液が溜まり、腫れを引き起こすのです。
- アレルギー (通常は花粉、埃、または動物の毛に起因する) および特定の薬や食品への不耐性も目の腫れをもたらすことがあります。
- 急性の神経皮膚炎も、目の腫れや痛み、またはドライアイを引き起こす場合があります。
- さらに、結膜炎やものもらいなどのある種の眼感染症も目の腫れをもたらす可能性があります。
- 眼疾患はその他の疾患を示唆している場合もあります。例えば、目の腫れは腎疾患または心臓疾患、甲状腺機能の低下または高血圧によっても引き起こされます。目は風邪をひいた際、特に副鼻腔炎を伴う風邪の場合にも腫れがちです。
- 脱水症状も目の腫れの原因になります。
- コンタクトレンズの長時間装用や、熱風に晒されることやスクリーンを見つめての長時間作業などを原因とするドライアイもまた、目の腫れをもたらしかねません。
- ある種の薬剤も目を乾燥させ、結果として腫れをもたらすことがあります。
- 投打されたり、ものにぶつかるなどの外的影響も腫れを引き起こします。
- 月経時に女性ホルモンのエストロゲンが分泌されると、多くの女性はまぶた周りのむくみを経験します。
目の腫れはさまざまな原因で生じることから、予防方法も数多くあります。夜間の飲酒や、塩気またはタンパク質の多い食事などのよくある原因はなるべく避けましょう。さらに、以下のアドバイスに留意することで目の腫れは予防できます。
- 睡眠をたっぷり取り、正常な睡眠パターンを維持する。多くの人にとっては7時間睡眠が理想的です。
- 目への刺激となるので、寝室が暖かすぎないようにする。寝室の理想的な暖かさは人によって異なりますが、目安としては16度から20度の間に保つことが推奨されます。
- 淀んだ空気は目の刺激になることから、あらゆる部屋を定期的にしっかり換気することで、ドライアイ、目の炎症や腫れを防ぐことができます。
- 脱水症状も目の乾燥や腫れの原因になります。水分を十分に取ることが大切なのはだからです。1日約2リットル飲むことが理想的です。砂糖の摂取量を減らすことも、腫れの予防になります。
- 多くのアレルギーは目の腫れやくまの原因になります。
- 砂糖やアルコールの摂りすぎ、または香りの付いた、あるいは保存料を含む化粧品の使用も肌の刺激になります。神経皮膚炎患者の場合、これらは目の腫れの原因になり得ます。従って、神経皮膚炎を抱える人は健康的なライフスタイルを維持し、有害なスキンケア製品を使わないようにする必要があります。
- 眼感染症が腫れを引き起こしている場合は、感染症のタイプによってさまざまな予防方法があります。
目の下のくま
目の下の肌が濃い色になります。くまのひどさによっては、目がやつれて見えることもあります。とくにひどい場合は、不健康な印象を与えてしまいます。影響を受けた部分は、茶色、青、灰色、または青紫に見えます。くまの原因はほとんどの場合無害であり、外的な力で生じたあざである黒目と混同してはなりません。

多くの場合、くまは単に美容上の一時的な問題です。主な原因は2つあります:
1. 皮膚内の過剰な色素沈着 (色素過剰)
肌の色は色素メラニンなどの要素によって調節されています。肌の色合いは、細胞内のこの物質によって主に決まります。メラニンの量が多ければ多いほど、肌の色は濃くなります。大量のメラニンが目の周りに沈着すれば、その部分は青、または青灰色のくまとなります。医学の世界では、これは色素過剰または黒皮症として知られています。色素過剰を原因とするくまは、遺伝的なものである場合もあります。その他のケースとしては、以下が挙げられます。
- 感染症、病気、ふきでもの (神経皮膚炎、接触アレルギー)
- 頻繁かつ強い紫外線への暴露
- 薬物およびある種の医薬品
2. 透けて見える血管
くまの原因として次に一般的なのは、透けて見える血管です。目の下の皮膚と皮下脂肪組織は極めて薄く、人によってはその下にある血管が皮膚を通して見えてしまいます。これによりその部分の色が濃く見えるようになり、茶色いくまとなります。血管に供給される酸素が少なければ少ないほど、血管は肌の上から見えやすくなります。酸素が十分に含まれない血液は、酸素を豊富に含む血液と比べて色が濃いためです。血管が透けて見えることに関連して、くまをもたらしかねないその他の要因は以下になります。
- 腎臓病および甲状腺疾患
- 汚染物質 (大気汚染や水質汚染、廃棄ガスなど)
- 脱水症状
- 偏った食事、鉄分不足
- 薬物、アルコール、ニコチン摂取
- ストレス
- 睡眠不足
目のくまを取る方法:
目のくまの急性症状は、簡単な家庭療法で緩和することができます。その一つは、冷水で湿らせたタオルです。くまの上に5〜10分載せれば、冷たさによって血管が収縮するため、くまの色が薄くなります。目の腫れを治療する際と同様に、ジェル入りのアイマスク (ドラッグストアや美容・健康グッズ販売店で入手可能) や、緑茶や紅茶のティーバッグも似たような効果をもたらします。手順は簡単。緑茶または紅茶のティーバッグ2つに熱湯を注ぎます。冷めたら軽く絞ってくまの部分に載せます。お茶に含まれるカフェインが、肌の下の血管が収縮するように働きかけるため、くまの色が薄くなります。注意: フレーバー付きの紅茶のティーバッグにはアレルギー反応が出る人がいます。その場合は、すぐにティーバッグを外してください。影響を受けている部分を優しくマッサージすることも、循環を促すため、くまを消すために効果的です。

素早く簡単にくまを隠すには、コンシーラーで覆うという手があります。なるべく、保湿効果があって肌を乾燥させないコンシーラーを選びましょう。敏感でアレルギーを起こしやすい肌の人は、無香料のコンシーラーを使うことが推奨されます。ヒント: 自分の肌またはメイク用品よりも一段階明るいカラーを選びましょう。
目のくまの予防:
目の下にくまができるのを防ぐ方法は、原因によりけりで多数あります。くまの原因が偏った食生活なら、健康的な食生活に切り替えることが効果的な予防方法かもしれません。原因が睡眠不足やストレス、またはドラッグやアルコール、ニコチン摂取ならば、よりバランスの取れた生活スタイルを身に付けることが役に立つでしょう。脱水症状もまた、目のくまのよくある原因です。十分な水分を摂ることが、効果的な予防策になります。
目の充血や痛み
一方または左右の目が、軽く、またはひどく痛みます。多くの人は、目の痒み、痛み、そして涙目に同時に見舞われます。

充血は血管の膨張および、結膜またはその下に位置する強膜における循環増加を原因とします。これらの血管は白い強膜を背景に浮かび上がります。血管の数が多いことから、循環が増加すると目が急に赤くなったように見えます。医学においては、この現象は血管紋理増強として知られています。目の痛みは以下のような原因で起こり得ます。
目の充血や痛みは、原因によってさまざまな治療法を採用することができます。目は非常に繊細な器官です。気になる場合は、自己流で治そうとはせず必ず医師の診察を受けましょう。目が乾きすぎたために充血したり痛くなっている場合は、人工涙液をさすことで目に十分な液体を供給することができます。根本にある原因がアレルギーの場合は、抗ヒスタミン剤またはコルチゾン入りの点眼液またはジェルが症状をすばやく和らげてくれます。細菌感染の場合は、眼科医が抗生物質治療をオーダーします。矯正されていない、または適切に矯正されていない視力障害が目の充血や痛みをもたらしている場合は、検眼士がテストを行い、あなたに合ったメガネを勧めてくれます。コンタクトレンズによって頻繁に目の充血や痛みが生じている場合は、コンタクトレンズを使用する時間を減らすか、コンタクトレンズやケア用品のメーカーを変えてみると良いでしょう。
目の充血や痛みはさまざまな原因で生じることから、予防方法も数多くあります。乾燥した空気や風、塩素処理された水、煙草の煙や埃などのよくある原因を避けましょう。これらはいずれも結膜炎の原因となり、従って目の充血や痛みを引き起こす恐れがあります。毎日化粧をする女性は、眼瞼の皮脂腺を定期的に掃除することが推奨されます。手順は実に簡単です。お湯で濡らした布を目の上に10分間載せます。その後、糸くずのでないコットンで瞼を優しくマッサージします。眼瞼の皮脂腺から液体が漏れ出てきたら、湿らせた綿棒で拭ってください。コンタクトレンズを装用している場合は、ケア用品の説明書きをしっかり読み、またメーカーが定める装用時間を超えて装用しないようにします。コンピューターに向かっての長時間の作業が目の充血や痛みの原因となっている場合は、定期的に休憩を取ることが予防策になります (窓の外を見る、連続して瞬きをするなど)。特別なコンピューターメガネは、視覚的な快適さを改善してくれます。
目の灼熱感
目が痒くチカチカし、時として痛みやヒリヒリした感覚を伴います。目の灼熱感はしばしば、充血またはヒリヒリした感覚、目に異物が入っているような感覚、瞼の痒み、光に対する過敏さ、涙液の増加などの訴えを伴います。

注意: これらの症状のほとんどは無害に思えるかもしれませんが、重い病気の兆候である場合もあります。不安がある場合、または症状が悪化した場合は至急医師の診察を受けてください。症状の原因が突き止められない場合は、専門家の判断を仰ぐことが重要です。医師または検眼士は、患者の病歴を取ることで的確な診断を下すことができます。