医療従事者による治療説明

乱視とは

乱視は治療可能?

乱視は、視界がぼやける一般的な視力障害です。近視(近眼)など、他の視力の問題と併発することがよくあります。乱視は眼鏡やコンタクトレンズで矯正可能ですが、乱視を改善するには、レーザー視力矯正という選択肢もあります。

数字で見る乱視

知るべき事実
  • 約40%

    成人全体の乱視有病率2

  • >1,000万眼

    SMILEの治療実績(自社データ:2024年11月時点)3

乱視が視力に与える影響

乱視の兆候

乱視とは角膜が屈折異常が生じた状態を意味します。角膜がサッカーボールのような丸い形ではなくなり、ラグビーボールのような楕円形をしています。すなわち、水晶体のカーブが不均一になっています。その結果、光が目の奥の複数の場所で焦点を結ぶため、視界がぼやけてしまいます。

遠くのものを見たり、メニューを読んだり、スマートフォンを操作したりするときに目を細めることが多いのは、乱視が原因かもしれません。また、運転中やパソコン画面を長時間見ていると、頭痛や目の疲れを感じることがあります。

深度の認識が難しくなり、物体の距離感を把握しにくくなることもあります。特に夜間において光を見るときにハロー(光輪)やグレア(眩しさ)を感じることがあります。これにより暗中での運転中、対向車のヘッドライトが眩しく、対応が難しくなる可能性があります。

患者はこれらの症状に心当たりがないか、眼科検査時に確認します。

近視を伴う乱視

患者の選択肢

乱視に加えて近視もある場合、視力を改善する方法を患者が探しているかもしれません。SMILEは、乱視と同時に近視(近眼)の一部も矯正可能であり4、全世界で1,000万件以上の治療実績を誇っています3。メガネやコンタクトレンズでの乱視矯正には長期的にランニングコストがかかりますが、SMILEによってメガネやコンタクトから解放された場合、そういったコストを低減する可能性があります。複合的な視力の問題を一度の手術で改善することにより、視力矯正にかかるコストを抑えられる可能性があります。

SMILEが適さない場合

代替治療について

SMILEが適さない場合でも、他のレーザー視力矯正法を利用できる可能性があります。医師が検討する可能性のある選択肢としてLASIKなどの方法があります。LASIKも近視だけでなく乱視の治療実績があります。

 


  • 1

    このサイトは医療従事者に対しての基本的な治療に関する情報提供を目的としており、患者にとって医師による診断や医師との相談の代替となるものではありません。屈折矯正手術の際に考えられるリスク、副作用、制約事項については、必ず患者は医師との相談を通じて確認します。治療の選択肢は国によって承認状況や提供状況が異なり、承認内容や使用方法の説明も国ごとに異なる場合があります。

  • 2

    Hashemi H, Fotouhi A, Yekta A, Pakzad R, Ostadimoghaddam H, Khabazkhoob M. Global and regional estimates of prevalence of refractive errors: Systematic review and meta-analysis. J Curr Ophthalmol. 2017 Sep 27;30(1):3-22. doi: 10.1016/j.joco.2017.08.009. PMID: 29564404; PMCID: PMC5859285.Original Text: "40% of adults had astigmatism". Available from https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29564404/ 

  • 3

    Zeiss. (2024). Zeiss at AAO 2024. Retrieved from https://www.zeiss.com/meditec-ag/en/media-news/press-releases/2024/zeiss-at-aao.html

  • 4

    Ganesh S, Brar S, Bose S, Shah ML. Feasibility study of treatment of mixed astigmatism with small-incision lenticule extraction (SMILE) by using research software. Indian J Ophthalmol. 2024 Jul 1;72(7):1056-1063. doi: 10.4103/IJO.IJO_1273_23. Epub 2024 Jun 22. PMID: 38905464; PMCID: PMC11329817. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38905464/