モデル5000・500
臨床のアプリケーションニーズに合わせてシラス HD-OCT Plusにはモデル5000とモデル500をご用意しています。モデル5000はFastTrac眼底トラッキングシステムと各種解析プログラムが搭載されており、質の高いOCTの提供します。モデル500は、OCTに不可欠な解析や機能が搭載されています。
データキューブ
6mmx6mm内を濃密度でスキャンし、データは視覚可と定量解析が可能です。
- 黄斑部の微細病巣の検出:キューブスキャンでは、各Bスキャン間のスペースが30もしくは47μmと狭いため、極微細な病巣が捉えられます。
- 中心窩の描出:キューブスキャンにおけるBスキャン間のスペースがシラスよりも狭いと中心窩は捉えられない可能性もあります。
- 豊富な解析:キューブスキャンから得られたデータポイントからセグメンテーションを行い、精度性・再現性の高い計測結果が得られます。
- 検者のストレスを軽減:黄斑部スキャン・ディスクスキャンともに、確実にアライメントする必要はありません。スキャン取得後ソフトウェアが自動的に中心を検出します。
- 組織を違う方向から観察:キューブデータは3D構築でき、多方面から回転・表示できます。
- 最新のソフトで解析可能:以前取得した画像は、最新の解析ソフトで解析が行えます。
3D and Advanced Visualization™
キューブスキャンから得られた情報は3D画像構築でき、多方向、任意の部位での表示が可能です。
前眼部画像
前眼部撮影はアタッチメント無く行えます。前眼部用5 Rasterまたはcubeスキャンで前房隅角や角膜が取得できます。
スキャンパターン | 測定時間 |
---|---|
512 x 128 | 2.4 秒 |
200 x 200 | 1.5 秒 |
5-Line Raster / Enhanced HD Raster | 0.8秒 |
検査解析
Fovea Finder™, AutoCenter™、正常データベース、そして黄斑部全体のセグメンテーションなど、シラスは臨床的な判断を行う際に必要な情報を提供します。
セグメンテーションアルゴリズム
OCTにおける長年に及ぶ経験とリサーチャーとの共同開発により、より正確なセグメンテーションアルゴリズムを求めた結果、黄斑部網膜厚、網膜神経線維層厚及び視神経乳頭形状解析は、優れた再現性と正確なセグメンテーション結果を示すことが様々な検証で実証されています。
Advanced RPE Analysisは萎縮型AMD及び網膜色素上皮剥離の観察・変化をOCTデータのみで行えます。GCA解析も緑内障解析に追加されました。
FoveaFinder™ と AutoCenter™
黄斑部スキャンでは、FoveafinderによるETDRS、GCA解析の際の中心窩の位置を検出します。ディスクスキャンでは、AutoCenter機能により、直径3.4mmのcpRNFLサークルの中心を自動的に検出します。精度、レジストレーション・再現性が確証されます。
年齢別正常データベース
年齢別正常データベースは、黄斑部網膜厚、網膜神経線維層厚、視神経乳頭形状解析、およびGCA解析に適用されます。
黄斑部内の微細病巣の検出
Cubeスキャン512x128もしくは200x200で、6mmx6mm内の全体像及び微細病巣が描出でき、3Dカラーマップなど網膜厚解析が表示できます。
緑内障診断として – Deviation Maps
緑内障解析では、ディスクキューブ全体のRNFL, GCAも黄斑部キューブ全体の正常データベースとの比較、正常との差異が算出されます。
角膜中心厚、前房隅角評価
ソフトウェアのみの追加でアタッチメント無で前眼部画像を取得できます。前眼部撮影にはRaster スキャンとCubeスキャンが用意されています。
変化解析
網膜神経線維層厚の経過観察用プログラム、GPAに乳頭解析パラメータが追加されました。
FastTrac 眼底トラッキングシステムによる同一部位の確実なトラッキング(シラス HD-OCT モデル5000)
HD Rasterスキャンで前回と同一部位をトラッキングし、撮影可能です。取得した画像は前回と今回の画像を交互に表示して比較できます。キューブスキャンでもFastTracを使って前回と同一部位の画像が取得できます。
画像取得後のレジストレーション
キューブスキャンは解析時に前回と今回の結果を自動的にレジストレーションします。今回取得した画像は、回旋などがあった場合においても、前回の画像とピクセル毎にレジストレーションされます。
精度の高い黄斑部経過観察プログラム
Macular Change Analaysis(黄斑部変化解析)は、2検査間の比較を行い、マップ表示します。2検査キューブ内の同一部位のOCT画像を並列して比較できます。
Guided Progression Analysis (GPA™)
GPA™は一連のRNFL厚と視神経乳頭形状解析の経時変化を統計的に解析し有意性を示唆します。
局所的な進行ー最大6検査までベースラインと比較されます。最初に進行が見られた部位は黄色で示され、連続で同一部位に進行が引き続き見られた場合は赤色に変わります。
進行量を伴ったトレンド解析ーRNFL厚が時系列順にプロットされます。進行の傾向が算出され、進行が有意な場合、変動幅の陰影を伴います
Superb Practice & Workflow Efficiency
画像の良し悪しに熟練度は不問です。最少のトレーニングで撮影が困難な患者においても高画質・再現性の高い画像が取得できます。FORUMや他社ファイリングシステムとの接続により機器間のデータ共有・閲覧ソフトなど拡張展開が可能です。
FastTrac網膜追尾システム
モデル5000は、撮影時の眼の微動を防ぐためのFastTrac網膜追尾システムを使用できます。FastTracは必要に応じてOn/Offを行えます。
短い撮影時間ー データキューブとラスタースキャン ー
Auto Alignmentによって、わずか数回のマウス操作でOCT画像の撮影が行えます。Auto Patient Recallによって撮影時の顎台の位置が記録され、次の検査時では、さらに短い時間で撮影が行えます。
小瞳孔への挑戦
シラス OCTは2㎜の瞳孔径で撮影が行えます。短い撮影時間は、短いスパンでの再撮影を可能にします
スペースの有効活用
検者から90度の位置に被験者が来るので部屋の角などの狭いスペースに配置することができます。.
解析とレビューソフトウェア
シラス レビュー はシラス本体のデータを共有化し、オフィス等で閲覧するソフトです。送られたデータやレポートはFORUMで管理されワークリスト等に用いられます。
FORUMを用いると、FORUMを用いたHFAとシラスのONHでコンバインレポートの作成等でさらに解析能力を向上します。
Buy from the Leader
シラスは世界でも最も普及率の高いOCTです。眼科で初めてOCTを紹介したのも弊社、カールツァイスです。
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